Maintenance

次世代へ繋ぐメンテナンス

すべての修理・修復を保証する
世界最高レベルのカスタマ―サービス

カスタマー・サービスは家族経営のマニュファクチュールであるパテック フィリップの基本的な価値のひとつです。そのため、パテック フィリップは1839年の創業以来、製作されたすべてのタイムピースをオーバーホールし、修理・修復することを保証しています。

修復には今日では希少となった数多くの専門技術を必要としますが、パテック フィリップの販売台帳にはこれまでに製作したすべてのタイムピースの詳細データが記されており、ジュネーブ本社の工房には過去のムーブメントとケース部品のストック、そして当時の工具や工作機械が保存されています。

当時のオリジナル部品がない場合も当時の工作機械と伝統的な技術、ノウハウを用いて部品を製作し直し、技術的・美的観点から、時計の当初のコンディションを蘇らせることを目標としています。

ダイナミックな品質ラベル
パテック フィリップ・シール

パテック フィリップは時計産業界で最も厳格とされる独自の品質基準を定め、一切の妥協を許さない厳格な品質検査プロセスによって最高水準の品質を守り続けてきました。2009年、パテック フィリップはこの卓越性を体現し永続化するものとして、独自の品質ラベルを創設。パテック フィリップ・シールと名付けられたこの品質ラベルはパテック フィリップのすべての機械式タイムピースに刻印されています。

パテック フィリップ・シールの認定規準は時計全体、すなわちムーブメント、ケース、文字盤、指針、プッシュボタン、ブレスレット、バックルなど、完成したタイムピースのすべてを対象としています。さらにすべての素材と貴石の最高品質および完璧なセッティング技術までをも規定しており、時計に関するあらゆる水準が最高レベルに仕上げられていることを証明しています。
また、パテック フィリップ・シールは1839年の創業以来製作された機械式のパテック フィリップ・タイムピースのアフターサービス、修理、修復を保証しており、アフターサービスにおいても徹底的に精度と品質を追求しています。

卓越した技術を永続していく
未来のための新工場

パテック フィリップで修理、修復の仕事ができるのはトレーニングを受け、資格を与えられた選ばれし時計技術者のみ。パテック フィリップは修理、修復に必要な技術とノウハウは、新しい時計製作に必要な技術・ノウハウと同じくらい重要だと考え、その技術を永続させていくために本社の工房で継続的なトレーニングを行っています。

2020年に完成したパテック フィリップの新社屋は、現代的でパフォーマンスの高い生産施設として設計されました。エンジニア、時計師、クラフトマンがひとつ屋根の下に結集するこの新社屋は、希少なタイムピースの開発、製作、仕上げを行うための最適な環境を実現しています。さらに伝統的な時計製作技術とハンドクラフト技術の保護育成、トレーニング活動および最先端技術の研究のためのスペースも確保され、伝統と革新を融合した技術を未来へと繋げています。